2015年11月22日日曜日

来たれ!理大祭(遅レポ)

 過ぎ去りし11月21日、22日には理科大学野田キャンパス学園祭が行われました。 天候に恵まれたおかげか閑古鳥は観測されない程度には賑わっていました。  わが物理研究会は脈々と受け継がれてきたホタル回路の回路図をもとに電子工作体験会を物理研究会ブースで行いました。 物理研究会毎年同じことをやっているので常連さんもできてきたらしく、去年も作ったと言ってくれる子もいました。うれしい。 また今年も夢工房に参加させていただいたのですが、例年の実験に加えて今年は高速降下線と乾電池電車を追加して過去最大級の実験公開となったのではないでしょうか。 こんなににも夢工房が進化したのはやはり部員が増えたことによる戦力増強が主っだった要因と考えられます。 人員が多いとできることの幅が広がるということが実感できたので、マンモスサークルはうらやましいなという結論に至りました。 それはさておき、私は学園祭をぶらぶらと巡って楽しみました。  学内を歩いていると、各ブースの呼び子たちの声が聞こえてきます。その中の一つに、私を呼ぶ声がありました。どうやらマジックを見せてくれるそうです。私は導かれるままに、ブースとなっている教室に入り、奥のテーブルの椅子に座りました。テーブルには一人の男子学生が座っていました。その男子学生は黒のスーツっぽいものを着ており、いかにも学園祭のマジシャンという恰好をしておりました。  彼の見せてくれたマジックは、見事でした。私は疑り深い性質なので、目を鋭くして彼の一挙手一投足を観察しました。それでも、私はマジックの種を見破ることはできませんでした。 彼のマジックを見ていて、わかったことがありました。それは、マジックでは、手先だけの技術だけでなく、圧倒的コミュ力も武器になるということです。人は会話をしているとき、どうしても集中力が落ちてしまいます。会話をすることで相手の集中力をそぎ落とし、種を見破りにくくさせるのです。そこで私はこう考えます。相手が会話によってこちらの集中力を削ぐというのなら、こちらも圧倒的なコミュ力によって、相手の集中力を削いでしまえば、相手のミスを誘発でき、手品の種を見破ることができるのではないか、と。 コミュ力とコミュ力のぶつかり合い。それがマジックである、と。